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学校上映会の現場から学ぶ ― 修学旅行・芸術鑑賞教室に映画を取り入れる意義とは 学校上映会の現場から学ぶ ― 修学旅行・芸術鑑賞教室に映画を取り入れる意義とは

学校上映会の現場から学ぶ ― 修学旅行・芸術鑑賞教室に映画を取り入れる意義とは

学校上映会の現場から学ぶ ― 修学旅行・芸術鑑賞教室に映画を取り入れる意義とは

学校で行われる映画上映会は、ただ「映画を観る」だけの行事ではありません。
子どもたちが心を動かし、歴史や人の想いを自分ごととして感じ取る――そんな体験型の学びとして、近年あらためて注目を集めています。
特に、小学校や中学校では、修学旅行の事前学習や芸術鑑賞教室の一環として映画上映会を取り入れる学校が増えています。

学校の体育館に設置された大きなスクリーンで、生徒たちが真剣に映画を鑑賞している様子。16:9の比率。

本記事では、私が長年「学校上映会」の作品選定から文化ホールの予約代行など、幅広くサポートをさせていただいてきた経験や知見を元に、今後映画上映会を検討する先生方に向けて、現場での流れや作品選定の傾向、会場手配のポイントなどをまとめました。
あくまで一例ですが、今後の上映会企画のご参考になれば幸いです。

修学旅行の事前学習上映会とは

修学旅行の行き先に関連した映画を通して、平和学習や文化理解を深めることを目的とした上映会です。
実施時期は多くの学校で7月〜8月、夏休み前に行われます。

歴史的な平和学習映画が上映されているスクリーンと、それを見つめる子供たちのシルエット。16:9の比率。

例えば、
広島・長崎方面への修学旅行では『原爆の子』『この子を残して』『NAGASAKI 1945 アンゼラスの鐘』など、戦争と平和を考える作品が選ばれます。
最近の作品ですと、「長崎 閃光の影で」なども注目が集まっています。
沖縄方面では『GAMA 月桃の花』が定番の1本。かつて上映されていた『ひめゆりの塔』に代わり、戦争を生き抜いた女性たちの姿を描いた作品として、多くの学校で採用されています。
北海道方面では『こんな夜更けにバナナかよ』や『ぶどうのなみだ』など、地域文化や人権をテーマにした映画が選ばれることもあります。
映画を通して訪問地への理解を深めることで、子どもたちは「修学旅行が楽しみ」から一歩進み、「学びとしての旅」へと意識が変わります。

芸術鑑賞教室での映画上映

もう一つの代表的な上映機会が「芸術鑑賞教室」です。
実施時期は10月頃が多く、冬休み前に実施されるケースが一般的です。
この上映会では、エンターテインメント性の高い映画から、社会的テーマを扱った作品まで幅広く選ばれます。
たとえば――
明るく楽しい作品としては『グレイテスト・ショーマン』『グリーンブック』など、音楽や人間ドラマを通して生きる喜びを伝える作品。
テーマ性を重視する場合は、人権・多様性・震災・平和などを扱うドキュメンタリーや邦画が選ばれます。
このように、芸術鑑賞教室では「心を豊かにする時間」として映画が位置づけられ、学校の方針や担当教員の考え方に合わせた上映が行われています。

上映までの流れ ― 問い合わせから上映実施まで

上映会の準備は、実は3ヶ月以上前から始まるのが理想的です。

年度初め(4月)

学校全体の年間スケジュールと担当教員が決まります。

上映日の3ヶ月前頃(5〜6月)

修学旅行事前学習ならこの時期に、芸術鑑賞教室なら夏休み前後にお問い合わせをいただくケースが多いです。
担当の決定が遅れると、上映希望日の直前に連絡をいただくこともあります。

作品選定・会場手配

行き先やテーマ、学年に合わせて作品を提案し、決定後に会場を確保します。
会場予約の代行も可能で、文化センターなどの公共施設は3ヶ月前から申請できる自治体が多いです。
なお、自治体によっては「在勤・在住者のみ予約可」という条件があるため、その場合は学校名義での借用や委任状の提出で対応しています。

会場の選び方と注意点

上映会の会場は、内容や規模によって異なります。

  • 体育館:修学旅行前の学年上映に多く利用されます。簡易な暗幕やスクリーンの設置で対応可能です。
  • 文化センター・ホール:全学年を対象にする芸術鑑賞教室で多く選ばれます。音響や映写環境が整っており、臨場感ある上映が可能です。

プロフェッショナルな音響設備を備えた、映画上映の準備が整った文化センターのホール内観。16:9の比率。

特に文化センターの予約は早い段階で埋まるため、上映希望日が決まったら早めの問い合わせをおすすめします。

上映作品の選定ポイント

上映作品は、「教育テーマ × 年齢 × 学校方針」で慎重に選ばれます。
たとえば、
小学生向けにはストレートな感動や視覚的楽しさを重視。
中学生向けには、メッセージ性や社会的テーマを含む作品が選ばれます。
また、映画好きの先生から「この作品を上映したい」という具体的な希望をいただくこともあります。
その場合は、上映権の有無や上映素材(DVD・Blu-ray・DCPなど)の確認を行い、法的に問題のない形で上映を進めます。
著作権の扱いは非常に重要で、授業内での無料上映と行事としての上映では扱いが異なります。
私たちは、権利元や配給会社と連携しながら、教育目的として適切な形で上映できるようサポートしています。

契約と料金の仕組み

学校上映会の契約は、基本的に「申込みベース」で進行します。
正式な契約書を交わさないケースが多く、1人あたりの単価 × 参加生徒数で料金を算出します。

  • お見積りは予定人数で作成。
  • 当日の欠席者を除いた実参加人数で最終請求。

支払いは学校の公的予算から行われ、生徒から徴収することはありません(授業内扱い)。
一方、演劇やコンサートなどの「生もの公演」は一括料金制のため、映画上映とは異なる契約体系となります。

特殊な上映作品への対応例

特に注目されるのが、『GAMA 月桃の花』のような特殊な権利を持つ作品です。
この映画は個人権利者が管理しており、16mmや35mmフィルムでの上映が行われています。
繁忙期(7月頃)には、権利者自身が学校に赴き、上映サポートを行うこともあります。
このようなケースでは、上映素材の手配や日程調整を早めに行うことが大切です。

まとめ ― 学校上映会は「心の教育」の場

映画上映会は、単なる鑑賞行事ではなく、心を育てる学びの場でもあります。
スクリーンを通して感じたことを、子どもたちは言葉にし、共有し、考えを深めていきます。
その積み重ねが、「命」「平和」「多様性」など、教科書だけでは伝えきれない価値を届けてくれます。
今後、学校上映会を検討される際は、行き先や教育方針、学年の特性に合わせて企画を練ることが大切です。
私たちも、そのお手伝いができるよう、作品提案から会場手配、上映素材の管理まで、丁寧にサポートしております。
どうぞ気軽にご相談ください。
映画の力で、子どもたちの心に残る1日を一緒つくっていきましょう。

上映会後に明るくなった会場で、笑顔で映画の感想を語り合う生徒たちの姿。16:9の比率。

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